LPG-Bike

キャブ開閉用のリンクを作製しました。

・・・作製といっても、棒材に穴を開けるだけすが・・・。



引き続き、アクセルワイヤーを固定するホルダーを作製します。

前回は、厚い材料に段付きの穴を開けて、ワイヤーをホールドしました。
今回は、ワイヤーをホールドするのに丁度良いパイプ材が見つかりました。



パイプがあるので、あまり厚い板をつかう事なく作れそうです。

今日は必要なサイズに切り出すところまで終えました。

アングル材に平板及びパイプを溶接し、穴をあけました。
さくさく進めて、軽くバブをかけました。



以前のタイプに比べると、パイプのところで少々手間取りました。



並べてみると、アクセルワイヤーの位置が少し変わっています。
この角度からはちょっとわかりにくいので、別のアングルから・・・



パイプが少し曲がっているように見えますが、曲がっています。

リンクの長さが短くなった分、少し角度をつけてアクセスする必要がありました。
パイプを切り出した後に、少し角度を付けて端面を削って溶接してあります。

前に作製したラビットのシングルキャブ用セットアップを引っ張り出してきました。



ツインキャブの方がパワーは出るのですが、所詮は戦後のサイドバルブエンジンです。
近所のちょい乗りなら、シングルキャブのお手軽さも捨てがたいものがあります。

前回は、キャブを開閉させるリンクのレバー比を大きくとっていました。
アクセルグリップを回す感じをノーマル（ガソリン用）のキャブと同じにしましたが、
ハイスロにすればよかったと、走らせてから思ったのでした。

前回作製した時のリンクは以下の通りです。



右上のリンクのレバー比を小さくすれば、ハイスロットル化されます。

ただ、アクセルワイヤーを固定して引っ張る位置が変わってしまうため、
左上のアクセルワイヤー固定ホルダーも、作り直した方が良さそうです。

今日は午後から外出するため、朝からテストランです。

いままでは、ガスが気化さえすれば、ほぼセッティング不要でした。
今回はキャブが２つで、連携して動作するため、ちょっと不安があります。

組む段階では、プライマリーキャブが全開になった後、
セカンダリーキャブが開き始めるというセッティングでした。

家の回りを、実際に走らせてみました。
しかし、中速域でもたつくというか、結局全開にしてしまいます。
セカンダリーキャブを、もっと早い段階で開き始めるようにしました。

結果、ガソリンで走らせる感じにぐっと近づきました。
知人宅まで走ってみることにしました。



右側から見ると、クーリングカバーやガソリンタンクもそのままです。
よく見れば、ガスコックがいくつか付いていますが・・・。

その場で向きを変えてみると、



ガスボンベの存在が露わになります。
でも、ガソリンタンクが普通に付いているので、極端な違和感はありません。

走りについても、以前と同じくらいの加速は蘇っている感じです。
ただ、始動性は、ガソリンの頃が１～２発でかかっていたのに対し、
何回もキックが必要です。

モンキーやモトコンポの始動性が良いだけに、ちょっと気になりました。

コックホルダーをエアクリーナーに取り付け、LPGの配管を行いました。



まず、下側に見切れているメインのコックから、エキパイに導かれます。
エキパイ部で気化した後、キャブの手前で二手に分かれ、
一つはプライマリーキャブに導かれ、もう一つはサブ・コックに導かれます。
その後、サブコックからは、セカンダリーキャブに導かれます。

これまでのZ50M、バルモビル、モトコンポに比べると、配管がフクザツになりました。