LPG-Bike

フレームを綺麗にしたらFRPのフロントフェンダーや、樹脂のリアフェンダーの劣化が目立つようになりました。新品で売られている部品は高価で、検討の余地もありません。汚れが落ちれば良い位の期待値で、プラスチック用のコンパウンドを付けてバフをかけてみました。結果は・・・。



深い傷は残るものの、汚れが落ちるどころか、綺麗につやが出ました。調子に乗って、樹脂で出来ているリアフェンダーも、バフがけしてみました。



黒いのは磨いた後に付いた汚れで、これまた「新品」とは言いませんが、思った以上につやが出ました。旧車にとって樹脂部品の劣化は悩みの種ですが、前後のフェンダーに関してはリカバリー出来て良かったです。

元々Z50Mは、バッテリーも無く、灯火やホーンはACのまま結線された極めてシンプルな配線でした。カセットボンベで動く事を、何か実用的に使えないかと考え、レギュレーターを追加しました。そして・・・



DC-DCコンバーターで5V出力にして、USB端子からスマートフォン等に充電出来るようにしました。エンジンのチューンナップには（車種的に）あまり必要性を感じませんが、発電能力がUP出来たらアウトドアや非常時に役に立つかも知れません。

シートは自転車のサドルです。それまで付いていた、金モール赤スポンジのシートはヤフオクで手放しました。でも、Z50Mのチェック柄は気に入っていたので、シートを張り替えちゃいました。

Z50MをLPG仕様にするのと同じタイミングで、フレームを粉体塗装することにしました。ガソリンタンクが必要ないので外すとして、タンクのない状態ではオリジナルのシートがしっくりきませんでした。そこで、思い切ってフレームをカスタマイズしました。



オリジナルのシートを支えていた４本のピンを切り落とし、名フレームと同じ径のパイプを溶接しました。テールランプのフレームを固定するステーも切り落とし、テールランプを直付けするステーを新設しました。



シートポストはステンレスパイプで作製し、その先端に自転車用のポストの先端を溶接しました。

これらの部分がコンパクトになったお陰で、セダンのトランクに、横にして積むことが可能となりました。

Z50Mは、ブレーキペダルで直接ブレーキのカムを動かしています。

なにか頼りないような気がするのですが、意外と普通に効きます。無論、５インチですから無理は禁物ですが、操作感に違和感の無いのが良いです。

モンキーのコンセプトからしても、幹線道路を流れに乗って走る事は想定していなかったと思うのですが、フレームの剛性も決して低くはありません。

ただ、マフラーを輸出仕様と同じZ50Aのダウンマフラーに変更しているので、ロードクリアランスは少なくなりました。



未使用のものを入手したので、クロームメッキ処理をしました。塗装されていてよく判りませんでしたが、塗装の下は未使用とはいえ、相応にダメージがありました。