カセットボンベLPG化の向き不向き
2016.05.05
現時点では小排気量向けのキャブレターしか入手出来ないため、排気量は原付クラスとなりそうです。ただ、ツインキャブ化すれば、ある程度チューンされたエンジンにも対応出来るかも知れません。

また、2スト車ではオイルが混合されたカセットボンベを使用する必要があります。そのためLPG化が不可能ではありませんが、カセットボンベに選択の余地が無く価格面で不利であったり、(対象機器が限られる事による)供給不安もあるかと思います。

とどのつまり、小排気量の4スト車ならカバー出来るでしょう。

がしかし一番肝心なのは、使われ方かもしれません。毎日乗るようなバイクなら、普通にガソリンで走らせた方が良さそうです。カセットボンベで走らせるのが相応しいのは、たまにしか乗らないバイクだと思います。多数のバイクを所有していたり、普段はクルマに乗っているけど、たまにバイクに乗るケース等です。

そういう場合は、一旦ガソリンを入れて走らせた後、次にいつ走らせるかは判りません。当分乗らないと判っていれば、キャブやタンクからガソリンを抜くでしょう。少しでも「またすぐに乗るかも」と思うと、入れたままにしておきたくなります。でも、なかなか乗るチャンスに恵まれないとガソリンが変質して、次に乗るときはキャブのオーバーホールから始める事になります。

LPG化に向いているのは、そういう使われ方のバイクだと思います。
2016.05.05 10:31 | 固定リンク | LPG
スペアタンク
2016.05.04


モンキーミーティングの時は、点火コイルの所に付けるキャリアを作り、スペアのカセットボンベを固定していました。

革製の造りの良いバッグを見つけたので、スペアのカセットボンベを入れました。赤いキャップの部分が入らなかったので、穴を開けて逃がしました。

まだ少し余裕があるので、工具やスペアパーツも入りそうです。
2016.05.04 20:35 | 固定リンク | Z50M | コメント (0)
ボンベの向きで変わる使い方
2016.05.03
通常のカセットコンロ等では、ボンベを取り付けるときに「切り欠きを上にして」等と表記されています。器具にも、ボンベの向きが定まるように突起が付いています。このときのボンベの中は以下のようになっています。

ガスの取り出し口に繋がるパイプは、ボンベの中で上の方(切り欠きのある方)に向かって曲がっています。横にしたボンベ内部の上方には、液体から気化したガスがあり、気体となったガスが取り出される事になります。

この「気化」がボンベ内で行われるため、その気化熱でボンベ内の温度が下がってしまいます。温度がが下がり続けると、ついには気化しなくなります。それを避けるために一般のカセットコンロ等では、コンロで発生した熱の一部をボンベに伝えて、温度が下がりすぎないようになっています。

バイクを走らせることを考えると、走行中に適切な温度管理をすることは容易ではありません。(空冷ではなく、水冷エンジンだったら少しは容易かも知れません)

そこで、以下の方向で使うことにしました。

ボンベの切り欠きを下に向けると、カセットボンベから、ガスが液化したままで取り出すことが出来ます。この後、キャブレターに入る前に気化させる必要がありますが、ボンベ内では気化しないため、ボンベ自体の温度が下がることはありません。
2016.05.03 10:17 | 固定リンク | LPG | コメント (0)
で、LPGで走るのか?
2016.05.02


で、結局の所、カセットボンベでちゃんと走るのか? ということを検証すべく、先日のモンキーミーティングから日を改めて、きちんと走らせることが出来る場所で確認しました。

実は当初、スプロケットはZ50Mのノーマルのままでした。全体にギア比が低すぎて、3速でも発進出来るほどです。もう少しギア比を高くする方が乗りやすく感じました。そこで、リアスプロケットを、ノーマルの28Tから、一気に20Tまで落としました。

結果、発進時ももたつく事もなく、フルスケール50km/hのメーターを、スムースに振り切りました。

公道では許される速度でもないし、そもそも前後リジットのZ50Mでは少しの段差でも怖い思いをするので、「あまり回転を上げずにトコトコ走れる」というレベルには丁度良いように感じました。

LPGガス仕様でのチューンナップの可能性は未知数ですが、少なくとも、ノーマルのエンジンにおいては、ガソリンエンジンに何ら遜色のない性能を得られる事は確認出来ました。
2016.05.02 10:41 | 固定リンク | Z50M | コメント (0)
で、LPGでエンジンの始動性はどうなんだ?
2016.05.01


先日のモンキーミーティングでは、色々な方から「ちゃんと走るのか?」という質問を頂きました。

雑誌の取材の折りには、撮影が会場の隅で行われていたこともあり、実際にエンジンを始動しました。キーをONにして、カセットボンベのコックを開いて、キックを1回踏み下ろすだけで、すんなり始動してしまいました。

少しくらい始動に手間取って、「アクセルの開け方にコツがある」とか「一回火が入れば安定する」とか言う方が「特別感」があるように思うのですが、実際には、ガソリンエンジンと同じ・・・どころか、それ以上に始動性が良いように思います。

思うに、キャブで霧化してなんとか着火させようとするガソリンよりも、勝手に気化して燃えてくれるガスのおかげなのでしょう。違うと言えば、匂いです。カセットコンロを使うときの、あの匂いがするので、確かにガスが燃えています。

当日は、さすがに会場を走り回る訳にはいかないので、エンジン始動のみとなりました。
2016.05.01 09:23 | 固定リンク | Z50M | コメント (0)

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