キャブレターだけど気化器ではない?
2016.05.15
燃料をガソリンからLPGに変更するにあたって、キャブレターを交換しています。

キャブレターについて調べてみると、語源は「炭化水素を混合する」という動詞「carburet」に接尾辞「-or」を加えたものとのことです。つまり、炭化水素系ガスであるLPGを混合するという意味では「キャブレター」で良いことになります。

一般にキャブレターを和訳すると「気化器」ですが、常温状圧で液体のガソリン等を噴霧して、噴霧粒子が蒸発して混合される過程の一部を表現しています。LPGバイク(含むタクシー等)についていえば、気化した状態で使うのであれば、キャブレターではありますが気化器と表現するのは正確ではないかもしれません。

日本語の表現として使われているのは「レギュレーター」のようです。気化器という表現と同じように、ガスの圧力を減圧する一部の過程を示しているので、「レギュレーター+キャブレター」としたほうが正確に思えます。

モンキーZ50MのLPG化に用いたキャブレターは、2つのレギュレーターとキャブレターが一体になっている優れものです。レギュレーターを2段にすることで、圧力の変動が抑えられ、安定した供給が可能となるメリットがあります。



キャブの下側に第一減圧室があり、(この角度からは見えませんが)キャブの向こう側に第二減圧室があります。
2016.05.15 14:27 | 固定リンク | LPG | コメント (0)

- CafeNote -