ボンベの向きで変わる使い方
2016.05.03
通常のカセットコンロ等では、ボンベを取り付けるときに「切り欠きを上にして」等と表記されています。器具にも、ボンベの向きが定まるように突起が付いています。このときのボンベの中は以下のようになっています。

ガスの取り出し口に繋がるパイプは、ボンベの中で上の方(切り欠きのある方)に向かって曲がっています。横にしたボンベ内部の上方には、液体から気化したガスがあり、気体となったガスが取り出される事になります。

この「気化」がボンベ内で行われるため、その気化熱でボンベ内の温度が下がってしまいます。温度がが下がり続けると、ついには気化しなくなります。それを避けるために一般のカセットコンロ等では、コンロで発生した熱の一部をボンベに伝えて、温度が下がりすぎないようになっています。

バイクを走らせることを考えると、走行中に適切な温度管理をすることは容易ではありません。(空冷ではなく、水冷エンジンだったら少しは容易かも知れません)

そこで、以下の方向で使うことにしました。

ボンベの切り欠きを下に向けると、カセットボンベから、ガスが液化したままで取り出すことが出来ます。この後、キャブレターに入る前に気化させる必要がありますが、ボンベ内では気化しないため、ボンベ自体の温度が下がることはありません。
2016.05.03 10:17 | 固定リンク | LPG | コメント (0)

- CafeNote -